太宰府天満宮寄贈の梅へのお礼参りツアー ②

太宰府天満宮寄贈の梅へのお礼参りツアー 第2弾です。

西村晃一理事(高校28回卒)より

昨年11月上旬ころ、梅苑会事務局を担当している28回卒の同級生福高教師の今関君(みやぎ梅苑会総会にも出席してます。)から2月の連休に太宰府天満宮に梅苑会として、梅の木を頂いた御礼のお参りを兼ねて仙台空港からのツアーを組むので参加しないかとのお誘いがあり、二つ返事で行くことにしました。
みやぎ梅苑会からは、佐藤会長と私の二人が参加しました。
2月10日(土)に仙台空港で福島出発組と合流し、総勢20名で出発しました。
初日は世界遺産に登録されたばかりの海の正倉院と呼ばれている沖ノ島を所管している宗像大社、翌日には太宰府天満宮、九州国立博物館、太宰府政庁跡などを拝観しました。福岡空港には、今回の梅の木の贈呈に尽力された天満宮側の権禰宜(ごんねぎ)毛利さんを始め庭師の方々4人が出迎えられ、一日目、二日目の夜の懇親会を含め、最終日の空港までご案内頂き、心から感謝申し上げたいと思います。

 太宰府天満宮からなぜ梅の木の贈呈を受けることになったのかという経緯について、少し説明いたします。あの東日本大震災により福高の本校舎は、大きな被害を受け、平成23年度入学生は、卒業まで3年間仮設校舎で不便な生活を送っていました。そこで今回も同行した33回卒の篠木氏(㈱アポロガス社長)を中心としたメンバーが、せめて卒業式までに校章の梅に因み、太宰府天満宮から梅の木を譲り受け、福高の庭に梅の花を咲かせたいと考え、平成26年2月に実現したのが「平成の飛梅プロジェクト」でした。天満宮としては、神社以外に梅の木を贈るのは、極めて異例なことで、相当な苦労があったそうですが、ちょうど天満宮側も震災に対する支援を何か行いたいと考えていたところで、丁度両者の想いが一致したということが今回の成功に繋 がったのでした。このプロジェクトは、みやぎ梅苑会の総会でも紹介され、BSでも放送されました。
詳細は、次の福島民報の記事と福高同窓会のHPをご覧下さい。
福島民報記事 ↓
 http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/01/post_8958.html

 福島高校同窓会HP ↓
 http://baienkai.org/dazaifu_main/prolog-1 

 太宰府天満宮は、菅原道真公直系の高辻家の分家にあたる西高辻信良氏が現在、第39代宮司を務めている神社で、何と、菅原道真公に京の都から付き従ってきた従者の直系の味酒安則さんという禰宜(序列4位)の方に、初日の懇親会では挨拶に来られ、翌日の天満宮宝物館も丁寧にご案内頂きました。感動ものです。
本殿では、紀元祭の奉納に福島高校同窓会有志として加わり本殿内でお参りした後、今回を記念して梅の木の贈呈を受け、参加者全員の名前を入れた木札を付けて頂き、植樹行事を行って来ました。
みやぎ梅苑会としても会長と二人で写真を撮りましたので、ご覧下さい。

28回卒の同級生3人と奥様です。

植えた場所ですが、太鼓橋を渡ると本殿が正面に見えて、右手に行くと九州国立博物館の案内看板があるのですが、そのすぐそばですので、太宰府天満宮に行かれる方は、是非確認してみて下さい。

 その後、太宰府政庁跡を散策しました。平城京のように条坊制によって都市計画された街だったそうですが、我が宮城県にも多賀城政庁が設置され、6年後の2014年が多賀城創建1300年となります。規模的には小さいですが、多賀城にも条坊制による街並みが整備されていたのだそうですよ。宮城にお住まいの皆さんは、是非東北歴史博物館、多賀城政庁跡を散策してみて下さい。

  なお、このツアー二日目の夜は、福岡市内での懇親会でしたが雪で公共交通機関がマヒし、毛利さんは、太宰府市までの電車が止まり帰れなくなり、我々と一緒のホテルに泊まりました。ところがタクシーが捕まらず30分ほどホテルまで歩いて帰りました。しかし、そんなことは序の口で、翌日は、仙台空港が大雪のため、飛行機がなんと欠航!空港からJR博多駅に向かい新幹線を乗り継ぎ、ホテル出発から13時間かかり帰ってくるというおまけ付きのツアーでしたが、第二の修学旅行のような忘れられない楽しい思い出となりましたことを申し添えます。

渡辺健寿会長(17回卒)を始め梅苑会の皆様、東武トップツアー(株)福島支店長の吉田さん(36回卒)、みやぎ梅苑会佐藤会長、大変お世話になりました。ありがとうございました。